犬の拾い食いと「何でここにそんなものが!?」の関係【Dogyell的考察】

今日は休みなので本を読んだりして過ごしてます。長寿丸とふたりでまったりしました。

ペット栄養管理士のテキストを読んでいたら気になる項目がありましてね 。常日頃感じていたのはこれだったのか!!というのがあったので書いてみます。わたしの中の考えなので、気楽に読んでください。

散歩中に食べ物を拾い食いする犬を、わたしも最初は叱ってました。「なんておバカなの!」って思ってました。でも違ったんです。どうして公園にいろいろな食物が落ちているのか、不思議に思っていましたが、その理由がテキストを読んでいてわかったんです。

長寿丸がいつも散歩に行く公園は大きくて林もあるので、いわゆる「猫の餌やり」のグループがいくつかあります。 中には挨拶を交わしたり、うちの長寿丸に話しかけてくれる方もいらっしゃるけど、 基本は猫好きだと思われます。だからなのか、犬には見向きもしない方のほうが多いです。

自転車でふらりとやってくる男性や女性もいて、これだけ猫に餌をあげる人がいるのなら肥満猫が増えるわけです。 でもね、それはそれでいいと思うんです。その方達がいるおかげで命を永らえている子もいるしね。でもこの方達に共通するのが、本当にパートタイムラバーなのよ。ちょっと来て撫でて、餌をやって食べてるのを最後まで見届けないでサーっと帰って行く。一過性の「かわいがり」。その人達が帰ったその後にどうなると思いますか?

何だかわからないけど、いい匂いのする食べ物が落ちてるので犬が地面をペロペロするんです。 

生け垣下あたりに、猫が隠したのか、餌やりの方が置いたのかわからないけど、煮魚や焼き魚が落ちている。たまに大きめの(アリとかも付いている)骨を咥えて飼い主に怒られているワンちゃんがいたり、犬には危険な骨つきチキン(コンビニのかな!?)にむしゃぶりついているのを取り上げようとして、自分が噛まれそうになっている飼い主さんがいたり。

本当に猫のことを考えるのなら、自分で飼うか、保護して飼ってくれる人を見つけてあげるのが筋なんです。でも、これは理想論ですよね。現実的には引き取って飼えないから、せめて餌だけでもというならば!

せめて猫の餌について、少しは学習して欲しいのです。

野良猫はいくらいいもの食べてたって、寿命は平均4年ぐらい 。そりゃあ〝自由〟へのストレスは少ないかもしれないけど、変なものを食べて健康を害してもまったくの自己責任なんです。生きるも死ぬも自分の判断次第! 考えたら過酷ですよね 。

そうそう、わたしが今日テキストで見つけた一文には、高脂肪食を好む猫について書かれていたんです。

猫は犬よりもはるかに歯ざわりとか舌ざわり口当たりを気にしていて〝脂肪含有量〟の多いものを好みますが、脂肪が多ければいいってもんでもなくて、脂肪が50%を超えると食べなくなるというのです。

これで分かりました!
公園に油ギトギトの銀ダラが落ちてた理由が!

さらに、猫は、たとえ野良猫でも嗜好が繊細で、冷めた食べ物は好きじゃなくて、体温程度の温かい食べ物を好むので、最初から冷めたものはもちろんだし、一昨日のおかずなんて出されたら「フン」って見向きもしないの!!  

ところが犬はといえば、冷めてようが、ギトギトしてようが、5日前のおかずだろうが  「わ〜い!いただきまっす!!」で食べちゃうんです。もう笑うしかない単純さ!! だから可愛いんだけどね!!  

というわけで、いくらお腹が空いていたとしても、ほとんどの猫は片付けられないまま放置された食べ物をスルーするし、  さしてお腹も空いていない通りかかった犬がパクリと食べちゃう! 

こんな理由もあるので、飼い犬が拾い食いをしても怒らないであげてください!と、自分にも言い聞かせてます。 

公園は管理事務所の方がお掃除してくれてますが、夕方とか夜は飼い主も気をつけて見ないといけませんね。特に温かい季節は、アリなどの虫や腐敗も怖いので要注意です。

そして繰り返しになりますが、野良猫に餌をあげるときには、猫の健康のことや他の動物のことも考えてあげてほしいのです。