犬にまつわるちょっぴり切ない、だけど希望のある話

ワンちゃんをペットショップで買ったというと肩身がせまいという方がいます。

ブリーダーさんからとか、保護犬をもらい受けるのは〝善〟でペットショップは〝悪〟みたいな。

「買うより保護犬を引き取るべき」と言う方もいますが、それは誰もにいいって言葉とは違うと思っていて、私もそうですが、初めて犬を飼う人は保護犬のことを知らない人もいるし、飼ってから、周りを見て知ること、わかることもたくさんあるからです。

飼育放棄の実態なんかも見聞きするし。

先日、ペットショップの犬も、保護犬も両方飼っていますという方にお会いしました。

その方はペットショップで売れ残っていた子を買った方で、なんと1年半も!!店頭にいたそう。

お友達から「かわいそうな子がいる」と聞いて見に行ったら覇気もなく反応も薄くて、目が合った瞬間、その場でお支払いして連れ帰ったそう。

1年半も公に名前がなかったワンちゃん。

名前を呼ばれないって、想像しただけで切ないし悲しくなる。

その少し後に迎えた保護犬は繁殖犬で、流産を繰り返すようになり手放された子だったとか。

ふたりとも撫でられたり、かわいがられたことがないみたいで、甘え方も知らず、人にも慣れなくて、食事もおっかなびっくりだったとか。

無視と無関心。

愛情も優しさもない世界でよくぞ生きてきたよね。

ようやく安住の地を得て、今ではすっかり犬らしくなったそうです。

お互いがお互いの先生!?になって、少しづつ甘え方も学んでいるのだとか。

何が言いたいのかというと、どこを経由してこようが我が家の、家族の一員に迎えたなら、かわいがりましょう! 大切にしましょう! 慈しんで育てましょう!

ただそれだけだなあと思う秋の夜。

なんかぶっきらぼうな終わり方ですみません。