〝ズーノーシス〟という言葉を知っていますか?
私と長寿丸は今までに〝チュー〟したことは1〜2回しかないんです。パピーの頃、顔を近づけて来たので、口をぎゅっと閉じたら、もうしなくなりました。
そんなわけで、うちの長寿丸は口だけは舐めないんです。
おでことかほほ(←珍しい)もまれで、たいがいは手足とかなんです。
こういうことって犬友さんとも話した事がないのでよくわからないですが珍しいのかな?
けっこう接近というか接触する方多いですよね。
これも室内飼いが増えたからなのかもしれませんね。
「ズーノーシス」とは動物から人にうつる感染症のことです。
この名前がポピュラーになったのはBSE(牛海綿状脳症)あたりから。
こちらは家畜ですが、牛肉を食べたことで死者も出て、輸入牛肉の全頭検査が始まったのは記憶に新しいところ。
私もペット栄養管理士の資格取得の勉強をするまではペットからうつる感染症なんて、まったく無頓着というか、存在も知らなかったです。
だけど日本のペットも時折、発症していて!!
鳥展示施設でオウム病とか、2006年には輸入狂犬病が発症したり、2007〜2008年には〝犬〟を感染源とするブルセラ症も発生しています。
ズーノーシスは口から病原菌や細菌が入る経口感染が多く、食品が汚染されていたり、手指や食器を介して感染すると言われています。
一番多いのは食中毒関連の細菌で(病原性大腸菌やサルモネラ症)などですが、自分の使っていたスプーンやお箸で分け与えたり、口を舐められたりして感染することがあるのが、カンピロバクター症(犬、猫)やエルシニア症(犬、猫、ネズミ)。
以前、講座に参加してくださった方は、「ペットは子供のようなものだから汚くないんです」といってお箸を共有しているとのことでしたが、とっても危険なんです。
そして怖いのが、すぐには感染症だと気づかないだろうなということなんです!!
というのも、症状が
・発熱
・胃腸炎
・頭痛
などが多いんです!!
まさかと思うじゃないですか!?
他には
・咳
・胸痛
・不定愁訴
もです!
ノミとか疥癬、皮膚糸状筋症などになると、皮膚炎なのでわかりやすとは思うのですが。
季節外れの咳とか肺炎とかもあります。
いまコロナ渦で外では消毒もしっかりしますが、家の中では解放区とばかりに、チューはしないまでも、さわり放題なで放題の後、手を洗い忘れて食器や食材を触ったことが何度かあり、慌てて手を洗いました。
かわいいし家族だし、わが子同然だけど動物です。